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レジ袋削減で販売店のコストカット、ごみ処理に必要なコストが削減されます。

エコバックでごみを減らす取り組みは広く浸透していて、レジ袋の有料化や袋不要のポイント還元で節約効果を得られます。ごみが削減すれば自治体の予算に余裕ができるので間接的に還元される期待もあります。将来的にレジ袋は値上げする見通しです。

エコバックでごみを減らす

誰にでも手軽にできるエコ活動がエコバックを使ってレジ袋の使用量を削減することです。
昨今は多くのスーパーでレジ袋の有料化、もしくは袋不要でエコポイントの還元を行っています。
ごみを減らすだけではなく節約術にも繋がります。

 

エコバックは数百円程度でオシャレなものが売っています。
キャンペーンで無料配布しているケースもあり、お店の仕入れで使ったダンボールの無料配布を活用する方法もあります。
現在は政府がレジ袋の無料配布を禁止にする政策を検討しています。

 

エコバックはどのくらいエコなのか?

エコバッグ利用はどれくらいエコなのか

 

大型レジ袋1枚を作るのに必要な原油は約18.3mlです。原油1l当たりの二酸化炭素排出量は0.7225kgCなので、1枚あたり0.013222kgC (=13.2gC) の削減効果があります。
国民の多くがエコバックを使えば、年間数万トン規模で原油量の削減が可能になります。
また、レジ袋は風で飛んでいくリスクが高く、海に流出する海洋汚染が問題視されています。
エコバックの活用はごみを削減するだけではなく海洋汚染の防止にも大きく貢献しています。
エコバックの推進をしているのはスーパーが中心ですが、特典がなかったとしてもコンビニやその他の小売店でエコバックを利用して袋不要を伝えるように心がけましょう。

 

利用者の得られる節約効果はわずかでも、販売店のレジ袋削減によるコストカットとごみ処理に必要なコストカットが大きいです。
千葉県の試算では、レジ袋がエコバックに変わってごみ排出量が削減されれば、千葉県だけで年間5億7,200万円のごみ処理費用の削減になる見通しを発表しています。
ごみ回収と処分をする自治体の負担が軽減されれば、財源に余裕が出て関節的な形で消費者へ還元されることも期待できます。

 

高いエコ袋を買うと元を取れない?

 

レジ袋1枚の販売価格は2~3円です。(ポイント還元含む)
仮に500円のオシャレなエコバックを買った場合、平均250回を使用してエコバック購入代金の元を取れます。
エコバックは軽量、コンパクトである必要があるので1年ほど使うとボロボロになってしまいます。

 

人の多いスーパーや日中の買い物で使うことが多いので、穴があかなくても汚いエコバックを使い続けるのは抵抗を感じるものです。
結果的に1年で500円のエコバックを買い替えていたら、レジ袋不要で還元される節約分をぎりぎり回収できる水準です。
日常的に使うごみ袋や、その他の用途でビニール袋を購入したら、赤字に陥ってしまう懸念があります。

 

節約を目的にするなら100~300円程度の安いエコバックを活用しましょう。
現在は最低限の原価で1枚2~3円ほどの還元効果になっていますが、北欧のアイルランドではスーパーのレジ袋の使用抑制を目的に1枚20円で販売しています。
スウェーデン発のアパレルブランドH&Mは日本の全店舗でレジ袋を1枚20円で販売することを発表しています。
今後は、身近なスーパーを含めてレジ袋の値段アップが懸念されています。
現時点で節約効果が少なかったとしても、早いうちからエコバックを活用するクセを付けておくと、将来有利なことが増えていくでしょう。