再生可能エネルギーはエコで地球に優しいですが、初期費用の高さがネックとなります。

再生可能エネルギー

再生可能エネルギーに関する図

太陽光発電の普及で再生可能エネルギーは家庭向け用設備も広く浸透していきました。
昨今では大規模分譲住宅地(ニュータウン)では太陽光発電とエネファームを必須にした建築条件の付くケースも増えています。
太陽光発電の他には水力、風力など電力会社の行う発電や、別荘で流行しているペレットストーブなどがあります。

 

再生可能エネルギーとは、比較的短時間で再生する地球上のエネルギーを活用することです。
太陽光は天気の良い日は昼間になると太陽光が毎日降り注いでくるので再生可能エネルギーに分類されます。
ガソリンエンジンの車はガソリンを燃料にしますが、ガソリン(原油)の資源は地球上に限りがあるため再生可能エネルギーではありません。

 

電力会社の火力発電所も燃料を燃やすので再生可能エネルギーではないですが、木や生ゴミなど再生する資源を使ったバイオマス発電は再生可能エネルギーになります。
極端な話をすれば、バーベキューや焼肉店で炭を使ってお肉を焼くのも再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーの起源は原始人の時代に遡りますが、太陽光発電をはじめ家庭向けの省エネ設備が増えたことで注目度を高めるようになりました。

 

 

再生可能エネルギーはエコなの?

太陽光発電を行う家

有害物質の出るものを燃やせば環境破壊を起こしますが、「再生可能エネルギー」をアピールした省エネ設備はエコで地球に優しいです。
太陽光発電は運転資金がほとんどかからずに電力を生み出して、電力会社に買い取りしてもらうこともできます。
ネックになるのは初期費用の高さです。
電気代の節約だけではなく、環境問題に良いことから補助金を用意する自治体も多数ありますが、2015年ごろからは補助金・助成金を打ち切る自治体が増えてきています。

 

太陽光発電で見た場合、家庭用500Wクラスで設置費用の相場は160万円ほどです。
電力会社の買い取りレートや日照時間によって前後しますが、ソーラーパネルメーカーの試算では10年前後使うと元が取れるようになっています。
電力買い取り価格は年々下落していることや、実際には日照時間や発電効率の問題で試算通りにならないことも多く、設備費用を回収するには15年ほどを見ておくと確実です。

 

短期間で回収するのが難しいことから、魅力的な補助金や助成金がある地域を除いて、最近は新築への設置が中心でリフォームで太陽光を設置する家庭が少なくなっています。
長い期間で見るほどお得になりますが、中古住宅では数十年後に家の不具合なく住み続けるか確証を持てないため、慎重に検討する人が多いです。

 

メーカーやリフォーム会社に相談すると、うまく行った理想的なシミュレーションを提示して、「太陽光は儲かる」と勧めてきますが、実際はシミュレーション結果よりを下回ることも想定して検討しないといけません。

 

 

太陽光の2019年問題

 

家庭用太陽光発電は2009年から電力会社による10年の電気買い取り保証を行っています。
設置年によって買い取りレートは変動して、2009年に始まって以来、買い取りレートの下落が続いています。
2019年11月に最初に買い取り保証サービスを利用した人が、保証期間を終える時期に突入していくことになります。
買い取り保証終了後の条件はまだ発表されていませんが、売電価格は4分の1ほどに減ることが予想されています。

 

固定価格買取制度が始まった当初の売電価格は42円/kwh。現在の新規設置で提示される売電価格は20円/kwhちょっと。
固定価格買取制度終了後は11円/kwhほどになるのではないかと言われています。

 

過去10年を振り返ると2011年の原発事故で再生可能エネルギーが注目され、メガソーラー事業がブームに
なりました。
しかし、昨今はコストの安さから原発を再稼働させる事例が増加していて、一昔前に比べて太陽光の注目度が下がっています。

 

長期的に見ればお得ですし、元を取れなくても地球にやさしいのは確かです。
しかし、利益を出して副収入を得るようなモチベーションで始めると後悔することもあります。
太陽光発電を設置した家庭の固定価格買取制度終了後の声など、今後は再生可能エネルギーを導入する上で気になる情報や口コミが増えていくでしょう。