私達は普段、それほど水のありがたみを感じながら生活を送っていませんが、それは日本という国の気候や天候が他国に比べて「上質な水を生み出し易い」環境だからだと言えます。
日本は高い山が多く、雨が降っても山に生えている木々によって水が素早く濾過され、海に流れて出ていきます。
また、一年を通してバランスの良い雨量なので、常に水の入れ替えと循環が成され、上質な水を生み出し易い環境が整っているのです。
そんな水大国の日本でも、数十年に一度は気候の変化や天候の影響によって雨量が減り、ダムや貯水池の水が枯渇するという事態が起こる可能性があります。
そのため、私達はダムや貯水池の枯渇を避けるために、常日頃から「節水」を心掛けて生活を送る必要があります。
最近では優秀な節水アイテムがたくさん販売されているので、それらを上手に活用しながら節水につなげていくことが大切です。
最近入浴時のシャワーの水量を調節してくれる「シャワーヘッド」が人気を集めています。
この節水シャワーヘッドは水の勢いを衰えさせることなく、水の量だけを減らして節水につなげることが出来ます。
家庭で使用される1日の水量の約4分の1は入浴時に消費されていると言われていますので、シャワーから出る水量を調節して節水につなげることが出来れば、かなりの節水効果が期待できます。そういった意味でも、この節水シャワーヘッドは真っ先に取り付けたい節水アイテムだと言えそうです。
次に注目したいアイテムが、蛇口に直接取り付けて節水につなげる「節水コマ」です。
節水コマは上水道の蛇口の内部に取り付けることで、蛇口の半開時に流出する水の量を10%ほど抑える効果があります。
そのため、野菜や食器を洗う際などに水道水を流しっぱなしにする必要がある場面で役立ちます。蛇口から流出する水量を10%も抑えるわけですから、節水コマを取り付ける事で得られる日常的な節水効果はかなり高いと言えます。